建築配管用銅管対応継手/プレス式継手

製品概要

CUプレスは、メカニカル継手の中のプレス式継手に分類されます。

日本国内では、1989年に建築配管用銅管対応継手として発売され、従来工法では余儀なくされる火気使用を必要としない特長が評価されて、木造住宅における給湯配管で多くの実績を上げています。

 

   

構造

銅製の継手本体の端に設けられたカール部に、耐熱性のゴムリングが装着されています。引き抜き強度を増すためのインコア*1*2を装着し、適合するパイプ*3を適正位置まで差し込んで、専用締付工具でプレスすることで、均一かつ充分な強度と水密保持効果が得られます。

 

 

*1 建築配管用銅管Mタイプをご使用の場合、必ずインコアの装着をおこなってください。

*2 10A及びベアソケットには、インコアはありません。

*3 建築配管用銅管Mタイプ、Lタイプ、Kタイプ、H材、O材

 

   

適用範囲

  • 適用管種:建築配管用銅管(JWWA H101JIS H3300JIS H3330)対応。
  • 給水、給湯、冷温水、冷却水 蒸気配管(往・還)には使用できません。
  • 最高使用圧力:1.0MPa10.2kgf/cm2
  • 最高使用温度:80℃未満
  • 適用水質基準:水道水は、水道法第4条の規定に基づき、「水道基準に関する省令で規定する水質基準」に適合することが必要です。CUプレスの使用をご検討していただく上で、「水道基準に関する省令で規定する水質基準」を満たしていれば給水配管への使用が可能です。

         加えて、以下の項目に該当する場合のご使用検討時は、必ず、弊社までご相談ください。

         ①給水配管:「水道基準に関する省令で規定する水質基準」を満たしていない場合

         ②給湯配管:「水道基準に関する省令で規定する水質基準」を満たしていない場合

施工要領

STEP 1

パイプ切断

ロータリーカッターでパイプを切 断します。次にパイプ切断面のバ リ取りとサイジング(管端矯正)を行います。

 

STEP 2

差し込み代のマーキング

専用のラインゲージで差し込み代 をマーキング(けがき)します。

同時に2本のラインマークがけがきされます。

ラインマークが無い場合、万が一漏水などが発生しても保証の対象外となりますのでご注意ください。

 

STEP 3

差し込み代の確認とパイプの差し込み*2

インコアの装着を確認し、ゴムリングに傷を付けないようにパイプ を差し込みます。

※2本のラインマークのうち、外側の1本だけが見えることを確認します。

 

STEP 4

プレス作業

ベンカンが認定した、CUプレスの専用締付工具*3でプレスし ます。

確認事項

ラインマークの位置が適正であること。

専用締付工具のダイスの凹部へゴムリングを装着した凸部 がセットされていること。

 

STEP 5

プレス寸法の確認

六角ゲージで正しくプレスされて いるか確認します。専用締付工具 の不適合を確認する意味でも必ず 実施してください。

施工例
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