アフター管理
ベンカン・ベトナムでは、主にステンレス配管に対応したメカニカルジョイントを製造、販売させていただいております。
その上で、重要視させていただいているのが、総合品質マネジメントです。
ベンカン・ベトナムがご提供させていただく製品は、それが完成品ではありません。
それをご利用いただくお客様が施工していただくことで初めて完成形である配管となります。
そのため総合品質マネジメント(TQM:Total Quality Management)では、大きく3つの管理体制を布いております。
源流管理(Source Control)とは、製品開発の段階から品質に配慮した企画や設計を行うものです。
品質管理(Quality Control)では、品質基準に基づいた製品を製造することとなります。
そして、アフター管理(After Control)におきましては、販売した後の施工前、施工中、施工後の品質フォローを意味します。
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この総合品質マネジメントに取り組むことで、安心してベンカン・ベトナム製品をご利用いただける体制づくりを目指しております。
今回は、アフター管理の主要活動となる施工講習会の実施についてお伝えさせていただきます。
メカニカルジョイント
「メカニカルジョイント(mechanical joint)」とは、「機械式」接合の「管継手」のことです。
特徴は、ゴムシール材等の密着によって接合部の止水を行う構造や専用工具等を使用して接合することで、接合品質の均一性が可能なところです。
JINOXは継手本体にパイプを規定位置まで差し込み、専用締付工具でプレスすることで接合する工法です。
ベンカン・ベトナムでは製品本来の品質を適正に発揮できるように施工していただくために、施工前の施工講習会の実施を義務付けさせていただいております。
施工講習会の実施
施工講習会は、お客様のご都合と調整させていただき、営業スタッフが対応させていただきます。
施工マニュアル(要領書)を発行させていただいております。
しかしながら、ご覧いただいただけでご理解いだだけるとは考えておりません。
施工講習会では、実際にJINOXと専用工具を使用して実施いたします。
通常の流れとしては、施工マニュアルに記載されている手順に沿ってご説明させていただきます。
その上で、特にご注意いただくべきところは時間を割き、何度も繰り返させていただくようにしております。
特に、不適切となる施工事例をご紹介させていただき、その対策や対応を解説させていただきます。
JINOXの施工手順は、シンプルなものなのですが、シンプル故に油断を招く場合があります。
あり得ないだろうと思える施工ミスのサンプルをご覧いただき、笑っている方もいらっしゃいますが、ここは真剣に訴えさせていただいております。
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ここを流してしまい、実際の施工でミスを招いてしまっては、笑っていられません。
決して、一方通行の施工講習会にならないように、実際に不適切だった配管の現物をご覧いただきながらの声掛けさせていただきながらの解説では、多くの皆さまにご納得いただけております。
施工講習会の開催は現場単位となっており、その度に、受講証明書を発行させていただいております。
過去の現場で施工講習会を受講済だからと見送ることなく、新しい現場毎に開催をご用命いただけたら幸いです。
また、施工講習会後には、施工途中の現場の立会いなども行います。
結果、工事が終了した際に全てのお客様にご満足を得ていただく事ができたのであれば、ようやく施工講習会が成功したことになるのだと認識しております。
ベトナムでほとんど流通していない工法だから施工講習会を実施させて頂き、真剣に施工管理に取組んで参ります。
日本品質の製品、日本品質の施工管理をご提案させて頂くことで安心してご使用頂ける施工環境作りをさせていただきます。
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